Friday, February 20, 2009

いじわる空

朝日浴びる自販機の前

お決まりの缶野菜ジュース

昨夜もまた眠れなかった

毛布越し聞こえる針の音

雪に始まり花が舞い 蝉時雨鈴の音に

冷えた空き缶カランコロン

足下に止まる

離ればなれ別々の場所で

見上げた同じ空が

僕ら包み込んでくれている

だから寂びしかないよ

日付代わり空箱潰す

時間切れの赤いランプ

口喧嘩の二人と過ぎて

ポケットの小銭握りしめた

星が流れて蝶が降り 向日葵月へなげて

かじかむ指先に刻む昇る赤い線

でもね でもね でもね本当は

同じこの空の下

僕らいるのに抱き合えないから

だから寂しいのにね

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