朝日浴びる自販機の前
お決まりの缶野菜ジュース
昨夜もまた眠れなかった
毛布越し聞こえる針の音
雪に始まり花が舞い 蝉時雨鈴の音に
冷えた空き缶カランコロン
足下に止まる
離ればなれ別々の場所で
見上げた同じ空が
僕ら包み込んでくれている
だから寂びしかないよ
日付代わり空箱潰す
時間切れの赤いランプ
口喧嘩の二人と過ぎて
ポケットの小銭握りしめた
星が流れて蝶が降り 向日葵月へなげて
かじかむ指先に刻む昇る赤い線
でもね でもね でもね本当は
同じこの空の下
僕らいるのに抱き合えないから
だから寂しいのにね
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